まだ49なんだからね。

気分はお兄ちゃんですが49歳らしいですよ。

不便。

美星の星空が羨ましいと仰る

涌井君のダイナミックなフォームが大好きなまめ(id:mame90)さんが
更に羨ましくなる話。
 
あの星空が普通に見られるのは周りに何も無いからで
街灯も何も無いからで
今時期だと夜の7時の時点で真っ暗です。
しかもソコへ着く前の時点で
と言うか平和な邑に着いた時点で既にずいぶん真っ暗なので
ただ星空が見たいだけなら美星まで行かんでもいいくらい。
僕がソコへわざわざ行くのは
一つ峠を越えて山を登る分だけ星空に近づいた感が出るからね。
一つ町を経由する分、コンビニとかへも寄れるし。
 

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そう平和な邑にはコンビニがありません。
もちろんスーパーとかもありません。
あるのは朝7時からやってる農家の店という肥料などを売る店だけ。
僕から見れば不便この上ないと思うけど
邑に住んでる子ども達に聞くと全くそうではないと言う。
それぞれのお家におじいちゃんが丹精込めた田んぼと畑があって
そこで取れる美味しいお米と野菜があって
その野菜やお米を使ってオヤツや漬物を作ってくれる
料理名人で漬物名人のおばあちゃんがいる。
邑に塾もないけれど
学校が終わって真子ちゃん家(お寺)に行けば
元校長先生だった住職さんがいつでも勉強を教えてくれる。
大きな病院やドラッグストアもないけれど
川向こうのF医院の先生が
時間とか関係なく診療に来てくれる。
 
便利な町の暮らしに慣れた僕からしたら
不便この上なく見えても
それが普通で暮らしている子ども達には
小一時間かけて歩いて学校へ行くことさえ
楽しい毎日の一コマだったりして
高校を卒業して大学や就職で都会に一旦は出たりしても
結婚して家庭を持つならやっぱ邑が住みやすい
みたいな感じになるらしいので
途中から土砂降りの大雨になった運動会で
組み体操が強行できる保護者の皆さまに育てられた
集合写真の後撮りをやりきった感満載で写れる子ども達が通う
雨が酷かったので急遽取りやめた薬師踊りを
「納涼祭で踊らせてやって下さい」
と公民館に頼みに行ってくれる教頭先生がいる小学校があって
その薬師踊りを納涼祭のメインイベントにしてくれる
公民館長さんがいる地区では
過疎化どころかじわじわと住民の数が増え続け
小学校の児童数も毎年2~3人づつですが増えていて
「一学年2クラスになったら教室が足りませんなぁ」
なんて校長先生が贅沢な悩みを抱えていたりするのです。