譲葉。
甲子園にとてもキレイなアーチを描く
天才アーチストに憧れてその球団を見始めてから
もう随分と長いことになるのだけど
バックスクリーン3連発の猛虎打線で優勝した時も
その後しばらくの
本当に勝てなくて勝てなくて仕方なかった時も
ジーンズとフェラーリが好きな稀有な天才が出てきた時も
そして我が同郷の怒りん坊将軍に率いられ
関西風なお好み焼きから広島風な匂いがし始めて
優勝の二文字が意識できる様になった時も
変わらずに見続けてきたチームがある。
元冷静沈着な名内野手に監督が代わり
春夏の甲子園を沸かせた高卒スーパールーキーが入り
アメリカ帰りのナイスガイも加わり
ほんの少し僕が好きだった関西風お好みソースの匂いが
そんなにお上品ではないけれど
なんとも言えない鉄板で焦げたソースの匂いが
戻ってきつつあるそのチームを
22年に渡り愛し続けてきた男がユニフォームを脱ぐ。
某ウサギさんが愛する男前と同じ背番号。
縦じまを支え続けてきた男の24番は
どちらかと言えば男前の前任者の
「男ならここで一発」なあの人のようなイメージだけど
こんな書き方はかなり失礼かもしれないけど
本当に一緒にあの球団を見守り続けてきた同志のような
そんな気もしてくるから不思議。
昨日の引退試合で一応の一区切り
だけどまだまだこの後CSもそして日本シリーズも
あなたの精神力と人間力
そして代打の神様としての力はチームには必要です。
だから
ありがとうとお疲れ様は
全ての日程が終わった後でコッソリ書こうと思います。
ひーやんが今まで魅せてくれた全てのプレーに感謝を込めて。