王様。

昨日の奈良のお嬢の記事を読まれた方はご存知でしょうが
彼女のおウチのダックスちゃんが
最近夜鳴きを始めたらしい。
その記事を読んでウチの実家にいたマルチーズ
ダイアリー版では白いダスキンじゃなかった
白いじじぃでもなかった白いじーじとして
お友達の皆様にも人気だった
僕が召使いとして13年間もお使えさせられた
白い王様も晩年
年末年始に僕が実家に帰った際は
家族中が寝静まった頃を狙って夜鳴き
っつーか遠吠えを繰り返しやがりますみたいな話を
書いた事を思い出しました。
ただ
奈良のお嬢の家と決定的に違うのは
ウチの場合、僕以外誰も彼の夜鳴きを聞いていない点だ。

ウチの実家では王様は一階のリビングにお住まいで
僕と母親の部屋は二階
その他の皆様は三階にそれぞれ部屋があります。
特にウチの父ちゃんなんかは
寝付きが良過ぎるくらい良い上に
しかも他の家族が一緒に寝るのを拒否るくらい
豪快ないびきをかいて爆睡するので
父ちゃんはもちろん同じ階にいる人達は
夜鳴きだか遠吠えだかもいびきに相殺され聞こえない
と言うのは判るとして
王様がいるリビングの真上の部屋で寝ている
母上には聞こえず
母上の部屋からもリビング横から繋がる階段からも
少し離れた部屋にいる僕にだけ聞こえるなんて
なんとも狡猾な嫌がらせしやがるじゃないか。
と思いながらリビングに行くと
ソコは奈良のお嬢の家のダックスちゃんと一緒で
平静を装い何もなかった風をする王様がいらっしゃるのです。
で僕が部屋に帰るとまた寝付きかけたタイミングで
嫌がらせじゃなかった夜鳴きが再開するので
結局はリビングのソファで朝を迎える事になっていました。

しかも
朝目が覚めた時にたいてい
僕の顔の横に彼のオケツがある体勢で
王様は寝てやがられていらっしゃいましたので
いかも僕の顔にオケツを擦り付けるように
なさりやがったりだったので
非常に寝覚めの悪い朝を新年早々迎えていたのでした。

天国の白い王様へ。
これは体験談であって悪口ではありません。
ソコの所
どうかお間違えのないように。