記念。
これはただ僕が変わってるのかも知れませんが
この業界に入って20年以上ずっと思っている事があります。
成人式の写真ってなんであんなにも
振袖メインの写真にする必要があるんだろうか?と。
そりゃぁね。
親御さんだって結構気合い入れて買ったりレンタルされる訳だから
どんな振袖でどんな着付けでどんな髪型だったかっていうのも
大切な情報の一つではあるんだけど
だからと言って写ってくれる本人らしさが
後で写真を見た時に伝わった方がいいんじゃないだろうか?
例えば10枚写真があったとしたらせめて5:5
僕的には3:7で本人らしさメインの方が何度も見たくなるのでは?
って思ったりするんだけど
中には振袖が10で良いとか10じゃ無いといけない的な
お客様もいらしたりして
専務と二人で
「そんなに振袖重視の写真が欲しかったら衣装屋さんで
衣裳のカタログ作ってもらえば良いじゃん」
とか言ったりする事もあるんだけど。
幸いにもウチのお客様には話のワカル上に心の広い方が多いようで
今年の成人式の日のダイアリー版の記事に載せた写真みたく
「振袖ほぼ写ってないじゃん」
的な写真も大変喜んで下さるのであり難い。
7歳の時にはパンツ1枚で地団駄踏んで泣きながら
ピンクのドレスに固執したヤツが
カタログで見たローラ仕様の振袖に拘ること無く
似合うって言われたお母さんの振袖を着るって言ったのも
さすがに長い付き合いの間に
「おじちゃんが撮る写真は衣裳はあまり関係無いよね」
って感じが判ってきたんだと思うので
今までに撮りためた秘蔵写真(牛写真とか)も満載した
「カメラ女子(ときどき山GIRL)」
っぽいタイトルの写真集を作ってやろうと思っています。
(念願の茶髪になりましたバージョン)
ちなみに
PENちゃんの里親さんのお嬢が無事に大人の仲間入りが出来た時に
撮影に行くつもりでいる写真集もそんな感じで
振袖等、俗に言う成人式っぽい写真を写す気はまったく無いので
昨日の大雨のニュースが出た時はかなりあせりました。
やっぱさぁ
アチラのブログでもよく登場するお稽古場と廊下と台所は
ぜひとも母の背中とセットで入れにゃあイカンと思ってるんで。
シャレにならない状態では無いようで一安心。
どうか僕が「では二十歳ということで」的な写真集を作りに行くまで
主役のお嬢はもちろん
PENちゃんの里親さんやボス(って呼び捨てでいいのか?)や
今のお嬢を形成した要素の諸々が
お元気でご無事でいて下さいますように。