軌道。
僕が初めてノーヒットノーランと言う快挙を目にしたのは
まだ小学生高学年の頃だったか中学生になってたか
ともかく甲子園の高校野球のテレビ中継での事だった。
ともかく甲子園の高校野球のテレビ中継での事だった。
それまでの高校野球のエースのイメージ。
ものスゲ〜投手のイメージと言えば
ダイアリー版で書いた江川論でも触れた通り
わかっていても打てない
いや手が出ないストレートを投げる豪腕。
だったのだが
その左腕のそれは僕のイメージとは明らかに違っていた。
踊るように滑らかな投球フォーム。
テンポの良い投球リズム。
そしてブレーキの効いたまさに曲がり落ちるカーブ。
わかっていて狙っても当たらないカーブ。
子気味のいいピッチングで凡打と三振の山を築いていく左腕の
カーブの軌道と名前はすぐに僕の記憶に刻み込まれたのだ。
それから数年の後
今度は生で彼のピッチングを目にする事になる。
埼玉県のとある小高い丘を露天掘りした
僕の師匠曰く
日本一(当時)風の読みにくい球場のマウンドで
やはり凡打の山を築いていく背番号47。
高校の時とは少しカーブの軌道は変わっていたけど
滑らかなな投球フォームと軽やかな投球リズムに
一緒に見ていた師匠が
「相変わらずえげつないまっすぐ放りよんな」
と何度もつぶやいたように
スピードガン表示ではさほどでもない球速だが
初速と終速があまり変わらない
一緒に見ていた師匠が
「相変わらずえげつないまっすぐ放りよんな」
と何度もつぶやいたように
スピードガン表示ではさほどでもない球速だが
初速と終速があまり変わらない
キレの良いストレートが加わっていた。
それからしばらく時は流れ3年前の夏の日に
彼は僕の職場の町に来てくれた。
彼は僕の職場の町に来てくれた。
お世辞にも良いとは言えない謝礼と宿泊施設にも関わらず
普通のド田舎の町の小中学生を相手に
明るく楽しくに野球教室の講師を務めてくれて
自ら率先して子ども達の輪に溶け込み
時間をオーバーしてまでも
最後まで丁寧に投球フォームを教えてくれて
田舎のおっちゃんおばちゃんが相手でも
真摯にそしてわかりやすく野球論を語ってくれた。
最後まで丁寧に投球フォームを教えてくれて
田舎のおっちゃんおばちゃんが相手でも
真摯にそしてわかりやすく野球論を語ってくれた。
そんな彼が
福岡の選手とファンを導きどんな野球を見せてくれるか
今から楽しみで仕方がない。
と言うことで某ウサギ(id:hana-kaoru)さんへ。
きっともうとっくにご承知のこととは思いますが
僕の江川論を何度も覆した奇跡の左腕が率いるチームが
日本一になると思います。
てか、そうじゃなきゃイヤです。
若干予想っぽくないですが良いですよね?
とりあえず開幕前には間に合ったし。
とりあえず開幕前には間に合ったし。