終宴。
開幕からもう一ヶ月も経ってしまったのか。
僕的には大ショックな事件から始まったW杯。
それでも
子どもの頃に感じたドキドキ感ワクワク感をそのままに
サッカーというスポーツの
ステキさ面白さがふんだんに詰め込まれた
実に見応えのある大会だった。
中でも
伝統のシステムを捨ててまで勝ちに拘ったオランダと
伝統のフィジカルにスペクタクルを足してきたドイツ。
この2チームのもたらした衝撃と強さは圧巻で
だからこそ
その2チームを相手に自分達のスタイルを変えること無く
正面から向かい合って対等に渡りあった
アルゼンチンらしさも
僕的には多いに評価したい。
偉大すぎる英雄と常に比較され
プレッシャーと対峙し続けたエースを守るように
粘り強く走って身体を張って稀有な才能のきらめきにかける。
4年前の
英雄が率いたチームの時から更に磨きをかけた
エースが気持ちよくプレイ出来る状態を保ち続けるサッカーを。
走らない
いや、走らなくていい彼の分まで
他の10人でカバーして走るサッカーを
最後の最後までやりきった。
最後までアルゼンチンであろうとしてくれた。
Don't Cry Argentina
前回王者スペインを初戦で圧倒したオランダを。
開催国ブラジルを
大差で粉砕してきたドイツを相手に
白熱した試合を
ドキドキワクワクが繰り返される120分を
戦い抜いてくれてありがとう。
そして叶うならばこれからもずっと
アルゼンチンらしくあって欲しい。
ワールドカップと言う大会が
世界最大規模の祭典である為にはそれも
欠かす事の出来ない大きな要因だと僕には思えるから。
最後に
今大会のアルゼンチンをある意味象徴していた
マスケラーノの全走破距離と闘志に最上級の敬意を表して。