まだ49なんだからね。

気分はお兄ちゃんですが49歳らしいですよ。

解説。

昨日の記事に登場したRAWファイルの様に

例えば超マニアックなヤツらが集う写真業界でこそ知られていても
世間一般にはなんのことやら?な用語がいっぱいあります。
また濃度とか深度とか彩度とか
聞いたようなもしくは読めばわかるかな?的に理解して
実は少しニュアンスが違ってるって事も
無いように
今日はRAW現像の時知ってると便利な用語解説をいたしましょう。

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まずは↑の写真を見て下さい。
カッチョいいGTRじゃなくって今日はその横ね。
一番上にグラフのようなモノとスライドバーとがありますね。
これが写真の露光状態を表すヒストグラムです。
ちなみにこの山状の折れ線グラフが作例の様にほぼ均等に広がっているのが
まぁだいたい適性露光の状態です。
(僕は一応本職なんでできて当然、ぜんぜんエバレル事じゃありません)
で、グラフの左側が暗部、右側が明部の状態を示していまして
グラフが右側か左側どっちかにより過ぎてたりすると
一般的には適性露光では無い写真だということです。
でまぁヒストグラムの下のバーの真ん中の△の下に
レベルって書いてありますよね?
よって一般的にはこのヒストグラムを使ってする補正を
レベル補正と言います。
ちなみにソフトによってはRGBそれぞれを色ごとに補正できたりします。
デジタルデータの色補正はこのレベルを弄るのが一般的で
RAWファイルの補正でもココを弄るのが一番難がありません。
真ん中の△を右にずらせば画像が明るく
逆に左にずらせば暗くなります。
右端の△を左にずらせば写真の明るい部分だけが補色され
逆に左端の△を右にずらせば暗い部分だけが明るくなります。
スライドバーを使って微妙に変化できるのと
変化が直観的にわかるのでとても便利です。
 
そのヒストグラムの下のバー。
露出のバーは文字通り画面全体の明るさが変化します。
コントラストは明暗比率(メリハリ)が
彩度は色の派手さが変化します。
上げればデーハーに下げればモノクロになっていきます。
解像度はなんて言うかキメ細かさが変わるらしいんですがパス。
シャープネスも画像がしっかりすると言うか
ピントが更に合ったように見えるのですが見えるだけで
黒がキツクなって線にエッジが立つだけなので
できればそこの補正はしなくて済むように
しっかりピントは合わせて撮りましょう。
 
ハイライトは画像の一番明るい部分に補正がかかり
シャドウは一番暗い部分に補正がかかります。
俗に言う「覆い焼き」と「焼きこみ」っつーヤツです。
詳しくは各自適宜にググってくらはい。
色温度は全体的な色調が変わります。
このクセをマスターすると調色が出来て芸に幅がでます。
色合いは色温度に対する色被りを補正するのですが
かなりヤヤコシイ説明になるので今日はパス。
でまぁイロイロ弄ってみると最初の写真が

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↑こんな感じになったりしますね。

 

一番のポイントは
jpegでコレらの作業をすると確実に画像が劣化するのと
RAWファイルの場合は一旦これでOKしても
いつでも元の画像に一発で戻れる事にあります。
って書こうと思って秋田の里親さんの記事を見たら
すでに色々されていたのですが
せっかくネタ繰ったんでアップします。

 

※くれぐれも元画像は適性露出を目指すってのは間違えないでね。※