四角。
僕が学生時代に通っていた
推薦入試は願書先着順で合格通知が届く何ともお手軽感覚な専門学校にて
衝撃を受けたモノ。
当時としては画期的な完全週休二日制な上に
ほとんどの授業が午前中で終わると言うボッタクリ感いや
母校の名誉のためにココは学生の自主性を重んじるスタイルとしておこう
みたいなカリキュラムや
実習授業の一番最初の授業で一眼レフにフィルムの装填の仕方を教えてもらえる
親切丁寧さ(←実話です)もさることながら
それまでは見たことも無かった35mmサイズではないカメラの存在。
見るからにプロな装備のカメラの存在は
田舎から出てきた僕にとって
梅田の動く歩道よりも刺激的かつ魅力的なモノだった。
中でもハッセルブラッドという名前からしてカッチョいいカメラは
それまで写真と言えば縦長か横長しか知らなかった僕に
6cmX6cmというスクエアなフォーマットと
三脚を付けて腰を据えて写す的な中判サイズ以上のカメラを
ストラップで首から下げてスナップ的にも使いこなせる機動性を教えてくれた。
一見座りが良さげで
実はバランスが難しいスクエアな写真。
ダイアリー版の時からずっと
僕の載せる写真がスクエアなものが多いのは
実はこのハッセルブラッドと言う
超カッチョいいカメラを学校で借りて
写真撮りまくってた頃の気持ちを
忘れないようにしようと思ってるって
ダイアリー版の初期に書いたけど
もはや癖になっちまったか?
って思ってもみたりして。
ちなみにそのダイアリー版の記事にてこのカメラの話と
当時僕が心棒していた女性写真家の沼田早苗氏の話を書いた際に
唐津の釣師ことなんちゃって流写真術最高師範氏に
「やっぱ人撮り派なんですね」なんてコメントをもらったのですが
僕が写す写真は元気で笑顔なモノが大好きなのも
実はその辺に原点があるのかも知れません。
「写真は足で撮る」っていうあたりもかなり影響を受けてたりして。