迷信。
ホントか嘘か分からない話。
僕が赤ちゃんの写真を撮る時には
目から電波が放出されて赤ちゃんがにっこり笑うらしい。
ウチのスタッフがお客様にそう説明していたのだが
「電波って…」
なんか他に表現なかったんだろうか?
嘘のようなホントの話。
ウチの職場の町にはまるでマスターヨーダのような
ちっちゃな藤間流の妖怪妖精が住んでいて
齢90に近くなった今も
お弟子さん達がかなわないほど見事な舞を魅せるらしい。
つい最近も市民会館で長唄を2曲踊る様が目撃されている。
全く嘘っぱちな話。
ウチの職場のメインスタジオの天井裏には
とても働き者の小人さんが住んでいて
撮影用の背景のロールスクリーンの上げ下げを
日給30円でやってくれているらしい
3歳の時にそう吹き込まれて
お母さんによると
小学校に上がるまで信じていたらしい男の子が
今日お宮参りの写真を撮りにきてくれました。
彼によると働き者の小人さんは実在しませんが
嘘つき大王は実在するらしいですよ。
年季。
昨日のネタにした踊りの会の会主とは
もうかれこれ20年以上前に出会ったのだが
てかその前からウチの会社のお得意様だった訳なのだが
初めてお会いした時には既にすっかりおばあさんで
その時以来毎年のようにお会いしてるのだが
それ以来全く一向に年をとる感じがしない。
会で誰よりも元気で会で誰よりも上手く藤間流を舞う。
年季を積んでいるからだけでは理由にならない。
そのまんまで20年以上。
その頃生まれた赤ん坊がもうすっかり成人して
自分の子供がいたりするのに
全然変わらないまま元気でしっかりしているので
ウチの職場の町の偉大な三婆の一人とか言われたりもする。
もちろん僕もそう思っている。
んでもって5年後
次の本会の時には確実に90を超えているので
さすがに本衣裳つけて古典を踊っていたりはしないだろうが
ウチの職場町の誇る偉大な妖怪なのでひょっとしたらひょっとする
かもしれないなぁ。