山観。
「なぜ登るのか?
それはそこに山があるからだ。」
的な星の元に生まれた人達は山を見ると
ついつい登りたくなっちまうらしい。
しかも自分の足で。
僕が卒アルを作っている高校の山岳部の子達も
どうやらそうらしく
毎日重い装備を背負って学校の裏山を登っている。
10年前はあるのか無いのか的な部活だったのに
ある時
山に登ればひょっとしたら小栗旬君に会えるかも知れない。
説に騙されたっつーか
あの小栗君主演の映画に感化されたっつーか
とにかく急に部員が増え始め
最近では中国地方大会の常連校になってしまった。
小栗旬恐るべし。
もしくはマイナーだった部に入部した女子部員の威力恐るべし。
そしてたかだか中国地区大会くらいで登る山には
小栗旬はいないと気づいたヤツらはどうやら
全国大会出場を目指しているらしいのだが
君たちがあの高校に入ったのはしっかり勉強して希望の大学に入る為
だった事を3年生になったら思いだそうね。
そう言えば横浜のご隠居(id:mame90)さまも
ご自分がそんな星の元に生まれてた事を最近思いだしたらしく
山があるから登るのだそうな。
山部の子達やご隠居さまには悪いけど
僕は自分の足で登るなんて無理。
やっぱ車がないとね。
車で登らないと下りではしゃげないじゃない。
此春。
僕がウチの会社の卒業アルバムの担当を
前任の方から引き継いでもうすぐ20年になります。
高校は引き継いですぐに100周年の記念事業があって
ということはもうすぐ120周年もあるのね。
まぁとにかく
いつの間にかどの先生よりも
あの高校に通ってる歴が長くなって
引き継いだ当時にアルバムの担当だった先生が
校長先生になって帰ってこられたりして
10年ひと昔とか言うけれど
更に10年プラスされると本当にいろんなことがありますね。
そんなもうすぐ創立120周年を迎える
僕の職場の町にある
由緒正しき公立の進学校の制服が
県内一ダサいと噂もあったりした制服が
平成30年度より今風の制服に変わることになりました。
てか
変わることになった事を公言しても良いことになりました。
今年のオープンスクールでお披露目があったり
来たる120周年に向けて色々なプロジェクトが水面下で進行中
というのも言ってよくなりました。
何にせよ
女子の制服に関しては70年ぶりのリニューアルになります。
今年の新入生には少し残念なお知らせかな?
でもまぁ
あの学校に入学してくる子ども達の事だから
そんな些細な事は気にせず毎日あの丘を登っているのかな?
課題と教材をパンパンに詰めた通学鞄を抱えながら。