神器。
生まれてこの方
ずっとテレビっ子として過ごしてきた。
去年の秋頃
沖縄の某リゾートアイランドを体験してきたウチの専務が
自然を満喫出来てとても楽しかった思い出話をひとしきり語った後
「TKさんはきっとあの場所では生きていけない
ネットはおろか携帯の電波さえ届かないんだから」
的な事を言ったのだが
残念ながら僕はPCが無くなっても
ネットにつながらなくなっても生きていけるのだよ。
ネットにつながらなくなっても生きていけるのだよ。
ただテレビが無くなったらわからない。
ひょっとしたらテレビが無い人生は僕には無理かもしれない。
アタシはアンタがずっといる生活はご免だけどさ。
思えば子どもの頃
ウチの実家にはテレビが一台しかなくて
しかもチャンネル決定権を持っていたばーちゃんの影響で
時代劇マニアなくらい色んな時代劇を見あさり
最終的には千葉真一さん扮する伊賀のお頭に憧れた。
戦隊シリーズのリーダーでも
遠きMなんちゃら星雲からやってきた宇宙人でも
ましてや遠山の金ちゃんでももちろん先の副将軍様でもなく
伊賀のお頭が僕のヒーローの筆頭株主だった。
それから
ウチの実家に2台目のテレビがやってきて
最初に出会ったのが赤い彗星。
今冷静に振り返ると
なんとも滑稽なヘルメットにマスクをしたコスプレ野郎なんだが
全身赤のド派手な軍服を着た彼はとてもカッコ良かった。
別にシャアの真似なんかしたつもりはないからね。
すでにテレビを見続けていたのに
時代劇からアニメに変わっただけでそうだったのだから
ずっと無かったテレビがやってきて
しかもケーブルテレビにまで加入しちまったんだから
さぞや横浜の妄想のプロ(id:mame90)の
カルチャーショックたるや大変なものだったろう。
そりゃテレビを魔法の箱とかありがたがって引きこもりもするさ。
しかも今は4Kや5Kの時代だぜ。
横浜の妄想のプロの大好きな胸毛や脛毛や腋毛や
とりあえずありとあらゆる〇〇毛だって
臨場感たっぷりで見放題だ。
ただ残念な事にそんな高画質テレビをもってしても
匂いとか味は伝わってこない。
なのでせっかく国技館にお出かけするんだから
「遠藤が休めばいいのに」とか言ってないで
しっかり色んな〇〇毛と色んな〇〇臭を満喫してきて欲しいものだ。