てか48なんだけどさ。

気分はお兄ちゃんですが48歳らしいですよ。

伝記。

WHEN A WOMAN LOVES A MAN 
 

「いったい彼らは何処から来て何処へ向かうのだろう」

確か中学の理科の教科書だったかにも出てきた
生物学者のE何某博士の「庭猫理論」。
父親の失業、庭の無い長屋への引越しと
子どもの頃思い描いていた庭猫のいる生活を
これ以上ないくらいの勢いで否定された当時の私は
荒れに荒れて
「学校なんかクソ食らえ」と思っていた当時の私は
まさかこんなにもじっくりと
原本の「猫の生態Mの記」を読みふけるなんて
思ってもいなかったし
いやハッキリ言えばほんの数ヶ月前でさえ
思ってもいなかったのだから。
それにしてもこの原本とやらは
何十巻にも渡るとてつもないスケールで描かれている。
ただ私にとって驚きだったのは
俗に言う「庭猫理論」について書かれているのはほんの数巻で
あとの大部分は
博士の遥かなる祖先らしい先人達と
この星にやってきたのか
最初からいたのかさえ解明されていないとされている
UNKNOWN( 得体の知れないナニカ)と呼ばれるモノ達との
壮絶なる闘いの歴史だった事だ。
例えば[喋って光る猫と戦うお父さんの話]とか
[その娘がお父さんが戦う猫に恋する話]とか
フィクションとも作り話とも言える物語が実しやかに綴られている。
何処までが真実で何処までが嘘っぱちなのか
そもそもE何某博士と言う人物も
本当に生物学者なのかさえ疑わしく思えてくる。
この仮設観察小屋に軟禁状態の私には
格好の暇つぶしアイテム以外の何物でもないのだが

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かつて
イエスキリストを神格化する為に聖書を作ったのも然り
アダムだのイブだのエデンだの話をでっち上げたのも然り
大和王朝のなんちゃらの尊の話も然り
歴史の最初の数ページは
作り手の都合の良いように始まり
その時代時代の利便性によって書き換えられてきた。
伝記とも伝承とも呼ばれる
確たる証拠も証明も無い時代の話は
神話とされお伽話として伝え継がれていくとするならば
今のこの時代の文化さえ
後々まるで魔法のように伝えられていくかもしれない。
CDもDVDもブルーレイやハードディスクでさえ
再生出来なければただのガラクタと化してしまうからだ。
文明と科学の時代を謳歌していた人類がその恩恵から見放され
地球から痛いしっぺ返しを受けながらも
細々と生きながらえている西暦2400年代の中頃のお話。
砂漠と猫の惑星と化してしまった地球に
新たなお伽話が創作されていたとしても不思議ではない
のかも知れない。
 
「某国のEです 」エピソード7~猫の惑星~
act.10 WHEN A WOMAN LOVES A MAN
 
この物語はフィクションです
 
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