名機。
僕が写真の世界に携わるようになる前から
何故かその会社のカメラを所有し続けているオリンパスさんは
かつて写真マニアなら知らないヤツはモグリだと
断定できるくらいの名機を世に送り出している。
PENと名付けられたそのコンパクトカメラはハーフサイズ版
簡単に言うと12枚撮りのフィルムなら24枚撮れるカメラで
フィルムを普通のカメラの半分しか使わないと言う事は
当然引き延ばせば画質は悪くなってしまうのだから
オモチャとしてではなくちゃんとカメラとして発売する為には
レンズの描写力とフィルム圧着面の精度に自信がないと出来ない
さすがは本体の軽量化の為に布幕シャッターに拘り
コンパクトカメラを更にコンパクトにする為にストロボをセパレートしちゃえ
な発想を具現化できてしまう会社ならでは
なんじゃないかなぁ。
そんな普通のカメラメーカーはしない所に拘れる会社だからこそ
他社に先がけて発売したミラーレス一眼レフに
かつての名機PENの名前を継承させ
安価なフルサイズ一眼の代替機ではなく
詰め込めるだけの機能とアイデアを搭載した一眼レフカメラとして
一般的には高い定価をつけて発売できたのだと思います。
もし
オリンパスがあのカメラをあのスペックで出してくれてなかったら
こんなにもミラーレス一眼が普及する事も無かったかも知れない
とさえ僕には思えるくらいだ。
「一般庶民はソコは気にしないって」
なアンチかつネガティブな意見を無視できる集中力と
語り継がれる名機を世に送り出そうとする情熱
なアンチかつネガティブな意見を無視できる集中力と
語り継がれる名機を世に送り出そうとする情熱
言わばオリンパス魂みたいなものを感じてしまうのは
僕だけなんでしょうかねぇ。