八年。
もうあれから8年も経とうとしているんですね。
毎年のように
この日に書いていた満男君宛の手紙は今年は書けないけれど
それでもやっぱりこの日だけは僕にとっても特別な日。
僕が手掛けている卒アルを一手に引き受けてくれていた
仙台の印刷屋さんと連絡が不通になった一週間
やっと連絡がとれて工場の無事が確認できた時
アルバムの出来上がりなんて秋でも冬でも来年になってもいいと
アルバム役員の学生たちが言ってくれてからもう8年。
そしてその次の年
自分たちの卒アルが仙台から届いていることを知って
何もしてないけどちょっと良い事した気になるねと言ってくれた高校生は
もうすっかり社会人の仲間入りをし
仙台で印刷してるんだったら少しアルバム代を値上げしても良かったのに
と保護者会で言ってくれた保護者の皆さまに育てられた
平和な邑の小学生はついこの前の木曜日に
同じように仙台から届いた卒アルをもって高校を卒業していきました。
そんな平和な邑が去年の夏にあの豪雨災害に遭った時
ウチの会社でした水没した写真の洗浄ボランティアでは
今度は仙台や福島の写真屋さんが多く協力して下さいました。
来週の水曜日には平和な邑の小学校で卒業式が行われます。
晴れの国らしい穏やかな春の陽につつまれた日になりますように
今年は特にそう願います。