引算。
昨日の続きなんですがね。
僕が思うに
デジタル画像の加工って引き算なのね。
これは要らないところを削っていくという意味ではなくて
例えば写真画像の場合
色の三原色であるRGBそれぞれに8ビットづつ
CCDが読み込んだデータのうち
画像ファイルに変換する時点で3分の2の16ビットに削られるのです。
カメラに搭載された画像エンジンによって勝手に。
しかもパソコン等で表示される画像は8ビットが標準なので
JPGファイルになった時点では
最初にCCDが読み込んだデータ量の3分の1しか
情報を持たないモノ
になってしまっているのです。
せっかく24ビットの1600万画素で撮影したデータが
カメラ内で我々のあずかり知らぬところで差っ引かれてしまうのは
凄く勿体ない上に
どうせ差っ引くなら撮影者がその部分を指定できるようにしなさい
的な文句が山のように出たからかどうかは知りませんが
最近の一眼レフ系のカメラには
カメラRAWファイル形式
と言うファイル形式が搭載されていて
コレを自分で補正するソフトも
カメラ買った時についてくるDVDにパンドルされていて
カメラが取り込んだ元画像を
自分で好きな感じに仕上げることが出来ます。
この作業を総じてRAW現像と言うのですが
結局はこれも減算には変わりないですが
カメラが勝手に作ったJPG画像を補正加工するよりは
元画像を補正加工する方がデータの減算のされ方がマシ
的な。
それでも
いくら親データであるRAWファイルを使うからと言っても
補正をかけ過ぎると
画像が荒れたり飛んだりするのは変わらないので
出来るだけ適正な露出で撮影する
というのは写真の基本中の基本なので一緒
ですよ。