まだ49なんだからね。

気分はお兄ちゃんですが49歳らしいですよ。

引算。

昨日の続きなんですがね。
僕が思うに
デジタル画像の加工って引き算なのね。

f:id:tk1969:20170617202548j:plainこれは要らないところを削っていくという意味ではなくて
例えば写真画像の場合
色の三原色であるRGBそれぞれに8ビットづつ
CCDが読み込んだデータのうち
画像ファイルに変換する時点で3分の2の16ビットに削られるのです。
カメラに搭載された画像エンジンによって勝手に。
しかもパソコン等で表示される画像は8ビットが標準なので
JPGファイルになった時点では
最初にCCDが読み込んだデータ量の3分の1しか
情報を持たないモノ
になってしまっているのです。

f:id:tk1969:20170617202706j:plain

せっかく24ビットの1600万画素で撮影したデータが
カメラ内で我々のあずかり知らぬところで差っ引かれてしまうのは
凄く勿体ない上に
どうせ差っ引くなら撮影者がその部分を指定できるようにしなさい
的な文句が山のように出たからかどうかは知りませんが
最近の一眼レフ系のカメラには
カメラRAWファイル形式
と言うファイル形式が搭載されていて
コレを自分で補正するソフトも
カメラ買った時についてくるDVDにパンドルされていて
カメラが取り込んだ元画像を
自分で好きな感じに仕上げることが出来ます。

f:id:tk1969:20170617202838j:plainこの作業を総じてRAW現像と言うのですが
結局はこれも減算には変わりないですが
カメラが勝手に作ったJPG画像を補正加工するよりは
元画像を補正加工する方がデータの減算のされ方がマシ
的な。
それでも
いくら親データであるRAWファイルを使うからと言っても
補正をかけ過ぎると
画像が荒れたり飛んだりするのは変わらないので
出来るだけ適正な露出で撮影する
というのは写真の基本中の基本なので一緒
ですよ。