進続。
まるでついて最近の事のような
去年の年末の出来事からもう3カ月も経ったんだね。
あの日
世界を席巻した白い巨人を相手に
奮闘どころかギリギリのところまで追い詰めた
好ゲームを演出してくれてから
君と君のチームの持つポテンシャルは
更に凄みを増したように僕は思う。
そんな
日本を代表して世界と戦える数少ないクラブチームで
君がスターターとしてピッチに君臨する姿を見ると
50歳にしてJのピッチに立った偉大なるキングに勝るとも劣らない
君のサッカーにかける情熱に
僕はますます尊敬の想いを抱かずにはいられない。
君の進むサッカー選手としての道は未だ道半ばなんだろう。
そしてこの先
どんな未来が待っているかはわからないけど
これから世界を目指す子ども達に
一本でも多くの痺れるようなパスが
君のその黒いスパイクから放たれるシーンを
魅せてあげて欲しい。
叶うならば
毎年この日に書き続けている満男君宛の手紙が
来年もまた書けますように。
平成29年3月11日
今年もまた東北人魂の刺繍入りのスパイクと共に
サッカーの楽しさステキさ
そして厳しさを体現し続けてくれるであろう
東北が生んだ
日本が世界に誇るべき天才パサーの情熱に
最大級の賛辞と感謝を込めて。