まだ49なんだからね。

気分はお兄ちゃんですが49歳らしいですよ。

符丁。

僕の大好きな漫画家の

遠藤浩輝氏作の「EDDN」という作品の中に
「あの腹いっぱい食ってそうなガキ」
というセリフが出てくる。
これは後には不幸でサバイバルな人生を歩んでいくことになる
主人公の初登場時の様子を指した事なのだが
何不自由なく育てられて
的なニュアンスで発せられたセリフなのだ。

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この比喩は使われる時代によって
大きくニュアンスが変わってくると思うのだ。
いや時代だけでなく
生活している場所によっても変わってくるのかもしれない。
例えば僕が子どもの頃は
まだまだウチの実家周辺にも家に風呂がない
電話だって呼び出しの家庭が結構あって
クラスの連絡網なんかでも
固定電話が各家庭に普通にあるなんてのは
中学に行くくらいからだった気がする。

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実際
僕が学生の頃住んでた
友達に響子さんと惣一郎のいない一刻館と揶揄された
おんぼろアパートにも各部屋には電話なんてなく
管理人室からの呼び出しだったもの。
そんな環境にも別段驚くことなく普通に生活できたのも
子どもの頃のウチの実家周りの様子のお蔭
なのかも知れないが
そんな長屋っていうか文化住宅っていうの?
に住んでいた僕の同級生から見れば
僕も十分に「腹いっぱいくってそうなガキ」
だったのかも知れない。

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だって僕にはチャンネル権がないだけで
ウチにはお風呂も電話もちゃんとあったもの。
なんて
小学校の頃突然学校に来なくなった(たぶん夜逃げ)
S君やK君を思うと少し切なくなってしまう。
そんな横浜の妄想のプロ(id:mame90)の記事だった。