まだ49なんだからね。

気分はお兄ちゃんですが49歳らしいですよ。

苦楽。

僕がほぼ一方的に楽しみに読ませて頂いている

とある小説家さまのブログにて
苦しい時に明るく振る舞う必要性についての考察が載っていて
とても興味深く拝読したのですが
それとは少し意味合いが違ってくるけど
コチラじゃなくて相手側の心情に対しての応対とか
ウチら特殊なサービス業だけに
正解が分かりづらい時もあるんですな。
な話を書いてみませう。

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アンタとりあえずアタシの希望を読み取りなさいよ。


一番応対の表情に困るのがお葬式用の遺影作成だ。
最近は葬儀屋さんが自分とこで作ることが大半なので
わざわざ写真屋さんに遺影作成の持ち込みとか
あまりないんだけど
それでもウチらやっぱ田舎なんでたま〜にあるのね。
例えばこれが終活用とかで御本人が写る気満々で来られた時とかなら
コッチも明るく楽しくいつもの感じでいけるんだけど
ご遺族の方が家中探してやっと見つけた古い写真を
「なんとかなりますか?」
的な感じで持って来られたりしたらさ
少し神妙な感じで応対しなきゃいけないじゃない。

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アンタちっともアタシには気をつかわないのにね


ただ写真屋さんの本音としては
勝負が早く(依頼から納品まで)しかも単価の高い現金売上なんで
心の中ではめっさウェルカムな訳よ。
本来なら「とびきりの笑顔でありがとうございます‼︎」な依頼。
だけどさ
相手様の事情を察するとありがとうございます
じゃないじゃない。
ああいう時ってどうお礼(売上に対する)言っていいか
本当に困るんだよな。

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アタシも毎年アンタの相手に困ってるんだけどさ

そんな時に写真屋さんが対応に困らない為にも
皆さんもしもの時用の写真は
ちゃんと準備しておきましょうね。
出来れば数年に一回準備し直すのがオススメですよ。
祭壇にあまりに昔過ぎる写真があったりしたら
お参りに来た方が
「誰やねん?」
な微妙な空気になったりしますよ。
※とかなんとか書いてるこの写真屋さんは
妹の結婚式の前撮りの時に親族集合を撮った際に
「もしもの写真が必要になる順に前から並べ」と言って
新郎新婦が最後列にいる写真を撮って家族中から大ひんしゅくを買った
経験があります※