相愛。
少し前の記事にてご紹介した女子サッカー選手の契約事情。
日本では神戸のチーム以外には
完全プロ契約しているチームはありません。
だから海外リーグからオファーがあれば
移籍を考える選手が多い中この4年間一切移籍話を封印して
魅力あるお誘いでも断り続けた選手がいます。
ドイツW杯が終わり
それまでと違って多くの観客の皆様に
来て貰えるようになったなでしこリーグ。
来て貰えるようになったなでしこリーグ。
一時期は入場制限がでたり
試合によってはダフ屋が出ていた盛り上がりも少し落ち着き
観客動員の数も試合によって差がでるチームも増える中
ドイツ直後から変わらずに
入場者数を維持しているチームがあります。
入場者数を維持しているチームがあります。
しかもその来場者の平均年齢は50歳以上。
まるで自分の孫娘を応援するかのように
田舎のおじちゃんやおばちゃんが
チームのロゴ入りの濃紺のキャップを被り
スタジアムへ続く坂道を軽トラで登って来る光景。
試合開始の準備をするのは地元の一般ボランティアと高校生達。
「前は手弁当だったんだから
お弁当とお茶が出るなんて凄い進歩じゃ」
いつも笑顔が絶えない光景。
チームを総括するGMの副業はアスパラ農家。
地元の道の駅で野菜と一緒にチームグッズを販売し
おかみさん会で企画したお土産にも
チームのロゴ入りシールが貼られている光景。
どんなに仕事が忙しくても
どんなに仕事が忙しくても
「後はみんなでやっとくから練習頑張って来てね」
そのチームの選手がいることが地元企業の自慢になっている光景。
女子代表の試合がある日は
町民会館のパブリックビューイングに家族総出で応援に行く光景。
町民会館のパブリックビューイングに家族総出で応援に行く光景。
そんな
岡山県北の小さな出湯の里で日常となっている光景を
日本の何処でも当たり前にしたい。
「ブームを文化に変えたい」
と言うなでしこのキャプテンが下した決断。
彼女自身も誇りにしている
日本中見回しても「よそには中々無いクラブ」で
「どんな時も一緒に戦ってくれる」
地域の皆さんとなら不可能なことなんて無いことを
地域の皆さんとなら不可能なことなんて無いことを
夢が夢ではなくなることを
彼女はちゃんと知っているから。