歩出。
これは前にも何度か書いたと思うのですが
僕が初めて一人暮らしを始めたのは大阪の専門学校に入った時で
学校から斡旋のあった
家賃の安い風呂はなくトイレは共同
家賃の安い風呂はなくトイレは共同
友達から「響子さんと惣一郎のいない一刻館」と揶揄された
それはそれはおんぼろなアパートだった。
壁は薄くてあからさまにモロそうで
マジでいつでも四ツ谷さんが出てきそうな勢いな上に
窓の立て付けも悪く実に風通しの良い仕様で
もちろんエアコンなんてある訳なく
石油ストーブは使用厳禁なのに
コタツと電気ストーブを同時に使うとブレーカーが落ちる
地球環境に優しく居住者に厳しいECOな部屋だった。
オマケに立地条件も最高にファンタスティックで
十三(じゅうそう)と言う梅田にほど近い歓楽街な上に
アパートのすぐ前を阪急電車が走っていて
寂しがりやさんもしくは撮り鉄にはたまらない環境
だったかも知れないが
そのどちらでも無い僕には慣れるまで大変だった。
だが、そう
人間とは環境に適応し慣れる生き物なのだ。
置かれた状況に徐々に対応し順応して生きていけるのだ。
僕はおかげでその後
仕事の都合で数ヶ月間西成の某有名地区でも暮らしたけど
全く問題なく楽しく生活できるまでになれた。
だから
この春から新生活を迎える二人のお嬢も
新しい環境に少しづつ慣れながら
楽しみ方を見つけていって欲しいな。
ひょっとしたら
最初はホームシックとかもあるかも知れないけど
最初はホームシックとかもあるかも知れないけど
見たところ二人とも
僕が体験したようなサバイバルさも
ファンタジックさも無いようだし(女の子だから当然か)
きっと大丈夫だよ。
んでもって
慣れた頃にヒサビに実家に帰ってみたら
今迄当たり前だった事が妙に新鮮に思えたり
ウザかったことが有難く感じたり
「親方ってこんな変な匂いしたっけ?」とか
とにかく新たな発見が出来て面白かったりするからさ。
そうやって人間って成長していくんじゃね?
多分
きっと…
僕が応援しているお嬢(id:ampm__24)と
かなり贔屓しているはずのお嬢(id:nomaki8119)の新たな一歩めと
ついでに
富山の兄(id:mzo)さんの引越しを祝して。