兼任。
僕的に言わせてもらえば無茶ブリもいいとこな話だ。
例えば
結婚式の披露宴なんかで
「スナップもビデオもお願いできますか?」
とか聞かれることが偶にあって
お客様からしたら
スナップを撮るのもビデオを撮るのも
そんなに大差ない感じなのかもしれないし
それぞれに専任のスタッフを抱えている会社もあるけど
前に当なんちゃって流写真術最高師範の
唐津の釣師さんも書いていたが
機材をいくつも準備してスナップ撮るのだって大変なのに
専門外のビデオまでは無理。
例えばどっかの国の大臣さんのように
実際に仕事をする役人さん達にとっては
いつでも換装可能な最上部の飾り的な感じ
なのかもしれないが
担当してもらう方の国民からしたらね
他の重要事象と兼任だなんて全く失礼千万な話だと思うもの。
少し前に剣聖と言う話で書いた
北の大地にて大いなる高みを目指し
彼一人、唯ひとりの頂きを望もうとする若者に
あれだけ文句を書き連ねていた人達に
僕は聞いてみたいのだ。
彼が道を歩み始めるはるか前からあの世界には
兼任と言う言葉が普通に使われていたけれど
「実はそっちの兼任の方が
どたい無理な話なのではないですか?」と
どたい無理な話なのではないですか?」と
実際に試合に出てプレーする選手が同僚を指導する。
若手や悩みを抱えている中堅選手に
ベテラン選手が手を差し伸べてあげるなんて
ロッカールームやグランド外では今までもあったでしょう。
別にそこに肩書きなんていらないじゃない。
選手と指導者の線引きはハッキリ引いた方がいい。
指導者は指導者として専門の分野で選手全てを把握して
選手は選手として
自分の出来る限りのプレーを球場で披露してこそ
お客様からお金をもらって試合を見せる
エンターテイメントとしての本来のあり方だと僕は思うのだ。
「コーチ兼任ならもう一年だけ選手として契約してあげる」
なんて
その選手にもコーチ業を生業にしている指導者にも
何よりお金を払って球場に来るファンに対して
実に失礼な物言いなんじゃないのかな?