まだ49なんだからね。

気分はお兄ちゃんですが49歳らしいですよ。

合唱。

9月最初の週末に行われた

僕が卒アルを作っている高校の文化祭。
クラス毎に趣向を凝らした
一年生の教室展示や二年生のステージ発表
活動報告も兼ねた文化部の作品発表もあるのですが
なんと言っても一番の集客を生むのは
三年生のクラス対抗の合唱です。
特に
一般公開日の午後から中庭で行われる中庭ステージは
文化祭の来場者の殆どが中庭に集まるくらいの
文化祭でのメインイベントなのですが
去年のダイアリー版でも書きました通り
「みんなのうた」(←クリックしてみて下さいね)
僕が好きなのは
初日に体育館で行われる合唱コンテストの方です。

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お盆明け
夏休みの後期補習期間に入ってからの
ほぼ二週間ほどの短い期間で
クラスで意見を出し合い協力して
曲を決め衣装を作り振り付けやコーラスを考える
しかも実際にその作業ができるのは
補習の六限が終わった
午後4時前から下校時刻までの約一時間だけ
イベントも楽しみも少ない
県下有数の進学校に通う彼ら彼女らの
本当にわずかしか無い、楽しくそして濃密な二週間。
ソコで準備して来たことを
精一杯の気持ちで表現しぶつけるからこそ
平日のお昼にも関わらず多くの保護者の方が
例え仕事を休んででも観覧に駆けつけてくれるのかも。

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合唱のステージに上がる前
狭い上に密閉され蒸し暑い前室で組む
舞台にいる前のクラスの邪魔をしない様小さな声で
「笑顔で楽しくやりきろう!」
リーダーの合図と共に集中のスイッチを入れる。
誰に教わるでなく三年生に受け継がれてきた伝統の円陣
お世辞にも良いとは言えない
田舎の高校の体育館の音響設備や舞台だからこその
合唱のあり方ってのもあるんじゃないかな
って毎年のように彼らを見ていて思うのです。