まだ49なんだからね。

気分はお兄ちゃんですが49歳らしいですよ。

舞踊。

僕がほぼ趣味で撮影に行くその会は
確かに日本舞踊の著名流派である
藤間流の師範が会主をしている会なのだが
俗に言う日本舞踊の会ではありません。

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会主の家にも会の名前にも
藤間流はもちろんのこと藤の字さえ入っていない。
民舞の会。
「確かにあたしは藤間流の師範免状持ってるけど
藤間の踊りを教える会じゃないんだよ」
僕が出会う前からそう言って活動してきた
町の公民館活動が主体の
趣味で楽しく踊るのが基本路線なので
どちらかと言えば
会員さんがたの家族への発表会だから
衣装も凝らないし舞台装置も大袈裟にはしない。
白塗りはするけど鬘はつけない。
踊る曲目も
民謡に演歌に歌謡曲
同じ公民館内のカラオケクラブとのコラボもあったり
留学生のアメリカ人の子が振袖デビューをしたりもする。
会主自ら藤間の名前を名乗らないし
俗に言う藤間の踊りを踊るのは
会主の孫娘二人だけと言う本当に部落のお楽しみ会なので
見る分には楽しいけれど
売り上げ的にはちっとも楽しくない。

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それでも
「孫娘二人で一曲舞うのを見るまでの婆ちゃんの楽しみ」
とかなんとか言いながら
「今回で最後、今回で最後」と言いながら
もう何年も続いている会なので
「今回で最後だからもう一回だけ付き合って」
って電話が再来年かかってくるのを
僕は楽しみにしています。
だって
「あたしの会はAKB踊ったって良いんだ」
的な舞踊の会が無くなるのは
すごくもったいない気がするから。
売り上げなんかなくったって
僕的にはさよちゃんの踊りが見れたらそれでいいもん。
 
ね、親方(id:monosuya86)さん。
こういう日舞の会もアリですよね?