剣聖。
剣道を少しでも習った事がある方はもちろんの事。
例えそうじゃない方でも
重い刀を両の手にそれぞれ持って
自在にたちまわることがどれだけ困難なことか
普通に想像しただけでもきっとお判りいただけるはず。
古来より剣術の流派は多々あれど
北辰一刀流然り天然理心流然り
一刀を両の手でしっかり保持してこその
達人の技となるのだ。
二刀の太刀を自在に操るまさに神業は
彼一人、唯一人。
故に剣聖。
そんな途方もない高みに向かい
挑む決心をした若者よ。
幸いにも君が選んだチームがある北の大地には
そんな若者の挑戦を見守り応援してくれる
凍てつく冬の寒さにも負けない
暖かい心を持ったファンがたくさんいる。
君を護ると決めたら決してブレない指揮官がいる。
奇才が輝きを放つには環境がとても大切なのだ。
僕が敬愛してやまない至高のファンタジスタには
キャリアの最後の最後まで縁の遠かったもの。
だからデッカいドーの皆様の後押しを背に
堂々と歩みを進めて欲しい。
かつて
天才安打製造機もトルネードを纏いし剛腕も
同じような批判に晒され実績を見せくつがえしてきた。
君のスポーツの世界では
未知なる選択をする選手に対して
否定的な立場をとり
王道を説いた気になっている人達が出てくるけれど
その人達とて決して間違っている訳ではなく
君には見える道が見えないだけなんだと
いつの日か君にもわかるだろう。
僕はスポーツファンとしてとても感謝しているんだ。
君が高みに辿りつくまでの道のりを
見られるかもしれない時代に居合わせた幸運に。