原点。
僕にとっての写真の原点は
モノクロの銀塩写真なのです。
例えばなんちゃって流写真術最高師範にして唐津の釣師と言う
実は好青年の彼や
ココでモノクロ写真のステキさや
フィルムカメラのステキさに触れたり書いたりしませんが
実は僕の基本のところは
モノクロな銀塩写真から出来ていたりするのです。
僕が写真を本気で始めた学生の頃は
まだまだデジカメなんて発生する前の話で
いやいやとっくに
カラープリント全盛の時代ではあったのですが
カラープリント全盛の時代ではあったのですが
さすがに貧乏学生には
カラー感剤は金銭的にハードルが高い上に
処理をするのにどうしても現像所を通さないといけないので
やろうと思えば全て自分でまかなえるモノクロ感剤しか
選択肢がなかった
という方が正解かもしれませんがね。
自宅のボロアパートの押入れを
無理くりダンボールとガムテで遮光して
DPE屋さんをまわってかき集めた
封緘が入っていない旧式のパトローネに
100ft巻のT-Xを目分量で詰めてた頃。
感材費や薬液とか消耗品代を少しでも倹約するために
使い捨てのため一番もったいない(僕的に)
扱いだった酢酸を
学校の暗室からたま~に拝借していたのですが
たまたまその日は容器らしきものがなく
スプライトのペットボトルに入れていたのです。
その僕の作業台に置いていたスプライトを
徹マン明けな上に暗室の匂いに鼻もいかれていた
柴田君が飲もうとして危うく昇天しかけ
「オマエ、スプライトはアカンやろ!」
という名言を残したのでした。
ちなみにこの柴田君は数ヵ月後
「オマエ、ポカリこそアカンやろ!」
という更なる名言を残すことになるのですが
良い子のみんなは決してマネをしてはいけません。
※絶対に絶対に危険なのでダメです※