まだ49なんだからね。

気分はお兄ちゃんですが49歳らしいですよ。

仙台。

かの地には

今の僕にとってなくてはならない会社があります。
ウチの会社だけでなく得意先の学校でも
いい人と呼ばれている営業のiさんが
初めてウチの会社に来た日。
「僕の我儘を100%聞いてくれるところじゃなかったら
わざわざ会社を変えてまで出稿しない」
とタカビーに突きつけられた約束を守り続けてくれている。
例えば締め切りギリギリになっても
催促いや督促の電話がかかってくる事はない。
締め切りの日に
「もう少し待ってください」的な電話をしても
「大丈夫です。
そんなTKさんの為に少し余裕をとってあります」
って笑ってくれる。
例えば最終校正で大幅な変更が出たとしても
「神が降りるの間に合って良かったですね。
ギリセーフで〜す。」
と再校正をかけてくれる。

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あの3月11日の後
二週間以上も音信不通だった青葉区の本社から
やっと連絡がとれた大阪営業所のiさんが一番に聞かれたのは
「発送した校正はちゃんと届いているか」の確認と
iさんが担当するエリアの得意先に被害の心配だった会社。
まだライフラインもままならない中で
原稿と子ども達の心配が優先される会社。
「アルバムの出来上がりなんか秋でも冬でも来年でもいいから
そちらの無事と安心を優先してください」
仙台に送る校正にメッセージを添えた学生に
社長さん自らお礼の返事を手書きで返してくれる会社。
そんな会社がある町に暮らす
優しい皆さまに支えられ見守れたチームが
初年度には
これ以上ないくらいな負けっぷりを披露し続けたチームが
球界史に名前を残す大エースを軸に
こんなにもシビれるシリーズを勝ち抜いて
歓喜の渦を巻き起こせるまでに成長したのも
奇跡よりは必然かもしれない。
女子サッカーファンの僕としては
その他にもいっぱい
仙台の皆さまには感謝してもしきれない
恩もあるんだけど。
 
いつも
折れやすく挫けやすい心を持った我儘放題の写真屋さんに
付き合ってくださるS印刷の皆さま。
去年の夏
「宮城からありがとう」の旗の下
なでしこの妹達の背中を熱く押し続けてくれた
仙台のスポーツファンの皆さま。
マリーゼが廃部になり行き場をなくしたシモちゃん達に
自分達の日常も儘ならぬ事も多い中
「せっかくなら同じ東北へ」と
手を差し伸べて下さったチーム宮城の皆さま。
そして
そんな皆さまを含め
昨日のあの瞬間に全てを一瞬でも忘れて
東北の名を冠する球団の快挙に浸れる事ができた全ての皆さまへ。
「おめでとうございます」と
「ありがとうございます」を贈りたい。
日本中で愛されている
あの球技に関わる多くの皆さまが心豊かで有ります様に。