まだ49なんだからね。

気分はお兄ちゃんですが49歳らしいですよ。

深度。

良い子(なんちゃって流写真術)の為の写真講座。
~ピント深度って何?~

本日は初級編という事で
なるたけ中学生の奈良のお嬢(id:ka-ruto)にも判るように
できるだけ丁寧にいきたいと思います。

ピント深度ってのはね
たぶん高校の物理かなんかで習う(もしくは習った)であろう
レンズの凹凸と光の屈折と直進性を利用した
カメラのレンズがピントを合わせるしくみに付随する
写真画面上におけるピントの合う(厳密には合ったように見える)
範囲の事で
写真の露出を制御する絞り値
f4とかf5.6とかf8とかで表示されるアレね
を使ってコントロールする事ができます。

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↑F/5.6で撮影したもの

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↑F/16で撮影したもの。

上の2枚の写真を見比べてもらえれば判りますよね?
F/5.6で撮影した上よりF/16で撮影した下の方が
真ん中のコスモス以外のコスモスのピントが合ってる
ように見えますね。

これがピント深度つまりピントの合う範囲の違いってヤツです。

このピント深度はカメラと被写体との距離に比例する
って昨日チラっと書いたんですが

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2種類の写真とも上がF/5.6で下がF/16で撮影。
コスモスに寄って写した上の2枚はF/16で写した下でも
奥まではピントがいかないのに対して
遠くの鉄塔を写した下の2枚では
F/5.6で写した上でも結構ピントが合ってますよね。

ワザとらしく決定的な違いがでるシーンで説明しましたが
本当にこんな感じです。

「え~、でもF5.6とか言われても
そんなマニュアルで撮るなんて難しいコトわかんな~い」
と言う方の為に最近のカメラには
絞り値優先モードというオート機能が搭載されていて
撮影者が指定した絞り値に応じて
カメラがシャッタースピードを変えてくれるので
俗に言うAってダイヤル書いてあったりするモードです。
たぶんきっと大丈夫でっす。

ちなみにこのピント深度はとても奥が深く
レンズの焦点距離(20mmとか200mmとかいうアレね)や
ズームレンズか単焦点レンズかでも変わったり
場合によっちゃ撮影者のその日の気分やコンディションでも
変わるコトがあったり(嘘です、たぶんありません)
してとても一回では説明しきれんので
この続きはまた後日という事で。

 

今日、お外へ撮影に行ったらしい秋田の親方さんは
さすがに今回くらいの内容は判ってると踏んでるんで
今回の講座を読まずに撮影に行っても
あまり大差ないだろうとお祈りしております。

良い子代表の奈良のお嬢は
もし判らんトコロがあったら補足するので
遠慮なく書いていいよん♪
師範代さまや師範の方でも万が一の場合は
遠慮がちにご質問下さい