まだ49なんだからね。

気分はお兄ちゃんですが49歳らしいですよ。

陽光。

かつて
僕が驚嘆した奇跡の少女を目撃したのは19年前。
それから地道な努力と支援の道をつなぎ
ドイツにて大輪の花を咲かせたのも
もう3年前になってしまうのか。
そんなある日、ユースのカテゴリーの試合にて僕は
この先の日本女子サッカー界を担う希望
ともなるかも知れない二人の少女のプレーを目撃したのだが
二人とも未来を明るく照らす名前を
持っていたのもあながち偶然とは思えない。

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一人は文字通り日本に元気を届ける太陽の子。
リズミカル且つアクセントの効いたドリブルは観客を魅了し
左右関係なくボールを捌ける両足は
彼女が研鑽を重ね続けてきた証。
ここぞと言う所でチャンスが回ってくる運と
大舞台に活躍の場が訪れる運。
エースを名乗れるべき素養を備えている。
そして
いかにも日本人とも言うべき
覚えやすく親しまれ易い彼女の名前も
今までのなでしこの選手には不思議と無かったもの。

もう一人は
なでしこの行く先を指す一筋の光。
冷静沈着な戦術眼とピッチを俯瞰できる広い視野。
ダイナミックなプレーとそれを支える豊富なスタミナ。
ピッチ上で一際大きく見える姿勢の良さ。
どんなに回りにちやほやされても
常に一歩引いた目線で自分を見られる感覚。
そして端正な顔立ち。

 

今はまだ
最強の名と共になでしこのジャージを纏えるまでは
残念ながらたどりつけてはいないが
どうか一歩一歩着実に世界への道を登り続けて欲しい。
キミ達から頂へ近づいていかないと
お姉さん達だって
いつまでも同じ場所で待っていてはくれない
カナダへ
そしてリオへの航海はもう始まってしまったのだから。