旅人。

僕は基本的には

男の浪漫を追い求める冒険者でいたいのだが

それは安心安全が確保されていると言うのが最低条件なので

もし

もし仮に旅に出るとしても

日帰り旅行くらいで丁度いい感じなのだが

世の中には

ダイアリー版では隊長の呼び名を欲しいままにした

声が大文字のMさんのように

職業旅人なくらい旅にでなければ生きた心地を味わえない

そんな種族の人も存在する。

そして

そんな種族の人たちは

やはり冒険の証と言うかなんと言うか

旅人証明書がわりなんだろうか？

重装備のカメラを持って行く先々で出会った人や景色を

撮って撮って撮りまくっている。

実際の話。

僕が声が大文字のMさんを倉敷案内した時だって

サイコロ次第では
何処に連れて行かれるかわからないにも関わらず

一眼レフのカメラと望遠の交換レンズまで

リュックに背負っていらっしゃった。

僕なら絶対にそんな真似はしない。

PENちゃんでさえ

持ってくかどうか迷ったくらいなのに。

今度はいつ来られるか分からない人と

「美観地区なんかいつでも行けるもん」

と思っているヤツとの差がこの辺に出るんだろう。

 

でもね。
例え何度でも行ける可能性がある場所だって
１０代で感じる景色と
お姉さんやおばさんと呼ばれる歳になって感じる景色は
僕はかなりな勢いで違うと思うんだ。
だから
幸いな事に今はおウチに聞き分けの良いカメラと
撮った写真を整理してくれる
大きな妖精(id:monosuya86)さんがいるんだから安心して
ＰＥＮちゃんと一緒に行ってお帰り。
僕が学生時代に遊び倒した大阪や京都の町とは
今は景色も風情も変わってしまっているだろうけど
僕的には
今のお嬢の目にどんな景色を感じて
どんなステキをPENちゃんで捉えてくるのか
とても楽しみにしています。