まだ49なんだからね。

気分はお兄ちゃんですが49歳らしいですよ。

現像。

今日は少しだけマニアック♪&長文なのさ♪

写真を現像すると言う言葉は
まだフィルムしか無かった時代には普通に使われていた言葉で
デジタル全盛にになった昨今では
例えばデジカメで撮った写真をお店プリントする
みたいな意味合いで使われたりするくらいになってしまったが
実はデジカメで撮った写真でも現像する事があるのです。
と言うよりは現像する事が出来るのです。
一般にはあまり知られていませんが
と言うかあまり必要知識では無いと言った方が正確なんですが
デジカメで撮影してカードとかに保存される時に
殆どどんなデジカメでもそのカメラ自体に搭載されている
画像エンジンと呼ばれるプログラムによって
現像(情報を置換)されjpegなりなんなりのデータとして
保存フォーマット化されているのです。

例えばレンズを通してCCDに入ってきた色情報は
各色(RGB)にそれぞれ12ビットで捉えられるのですが
jpeg等の汎用画像ファイルは各色8ビットしか情報を持たないので
その時点ですでに4ビット分情報が削られる事になります。
デジカメで写してカードに記録された画像は
実は親データではなくすでに子データになっているのです。
ただでさえデジタルの画像データの補正は減算式
つまり弄れば弄るだけ画質は劣化していくにも関わらず
カードに保存されたデータが既に予め減算された子データでは
画像編集ソフトで編集加工すれば荒れたり劣化するのは必定です。
だけど実際問題の話。
僕らプロとしてお金貰ってる職種の人間だって
無補正で100%完璧な色や彩度を持った写真を作るのは一苦労なのに
一般の方が100%無補正撮って出しなんて難しいですよね。

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まぁ実際の話プロである僕らにしても
デリケートな色表現がいる場合や撮影環境に難がある場合とかは
画像編集ソフトを使って補正しますしね。
んでそんな時に重宝するのが一眼レフやミラーレス機に搭載されている
RAW形式のファイルを使う方法です。
これはカメラの画像エンジンで現像しない
CCDに入ってきたままの情報を記録しているファイルで
パソコン等で後から現像を自分でする事ができます。
もちろん専用のソフトが必要ですが
だいたいのカメラには各メーカー添付の現像用ソフトが入ってますし
なんとアップルさんはiPhotoでも現像できたりします。
色温度や露出の加算減算、ピント深度や彩度の調節など
多分さくら組組長(id:Strawberry-parfait)さんが言っておられるのであろう
「え~!?ワシ(敢えてですよ)が撮りたかったのはこんな絵じゃない」
的な後でパソコンでjpegデータ見て落胆加減は
RAW現像をする事によってかなり補完される可能性があります。
まぁまったくのオーバー過ぎやアンダー過ぎはどっちにしろ荒れますが
自分が目で見た景色とカメラが感じる景色のズレを
緩和してくれるツールとしてはそんなに悪くないと思います。
が、このRAWファイルは無補正無圧縮のクソ重いファイルなんで
カメラとカードの組み合わせによっては
あっと言う間にデータいっぱいになっちゃいますから
画素数同様、必要に応じてってのが肝心ですな。

 

ちなみに僕はadobeさんと言う超高ビーな会社の
photoshop&Lightroomと言う
月々3000円巻き上げられていくソフトを使っていますが
これもカメラと同様に自分の目的&相性も出てきますので
有料ソフトを購入する際は慎重にしましょう。
アップルユーザーの方はapertureと言う
adobeさんより良心的でしょ?」
感が見え見えなお値段のヤツもあります。
僕は使った事がないので本当に良心的かどうかは
ハッキリとは言えませんがね。