藍色。
新しい靴を買った。
先週フラッと出かけた買い物中に
その靴を見つけてカゴに入れてレジに行って予定してたものを買い忘れた。
「なんだいつもの衝動買いじゃん」
ココのマニアックなお友達ならそう言うかも知れない。
もちろん現品限りでドンキで999円だったのは間違いではない。
だけど今回買った靴はちゃんと理由があって買った靴だ。
まず青と黒カラーリング。
僕が学生の頃のアイドルだった20世紀最後のファンタジスタが
キャリア最後のビッグクラブの最後の試合で魅せた20分間の奇跡。
そのチームカラーがこの青と黒。
一番監督との相性が悪かったせいかプレー時間は短かったし印象も薄いが
僕的には一番似合ってたと思うのだ。
しかもこの色なら
出湯の里の情熱を胸に纏う濃紺のジャージにもきっと合うハズ。
柄がチェックっぽいところが根っからのインテルファンではない僕の
せめてもの抵抗と言ったところか。
でもこの靴を買った本当の目的は別にあるんだ。
この靴を初めて履く日ももう決めてあるんだ。
4月28日の日曜日。
我が職場の町でのホーム第二戦に挑む学生単独チームの試合にやってくる
であろうあの子の応援の為に履いていくんだ。
前にも書いたけど
僕ったらけっこうあの町では顔が知られているので
さすがに堂々とアウェーチーム側の応援席には行けないかも知れない。
だからせめて足元だけでも
黄色に染まるであろうスタンドのほんのちょっとだけかもしれない
あの子のチームの応援の為に履いて行こうと思ってるんだ。
大怪我を乗り越えてカンバックしたあの子の為に
チャンスが来たら例え周りのヒンシュクをかったとしても
「行け!カリナ!」
って言ってあげようと思っているから。