読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

きっと47なのね。

気分はお兄ちゃんですが47歳らしいですよ。

猫話。

tk1969.hatenablog.com ※ ↑の続きです。※ ~春の舞姫~ 後編 それは遥か彼方より飛来せし物。 山と大河なる国の姫巫女に縁遠(えにし)の皇子が産まれ 新年として国中が更なる幸福の訪れを信じていたちょうどその頃。 国の北部に連なる山々に向かい 白く光る球…

舞姫。

~春の舞姫~ それはとても穏やかな時の流れるところ。 神々しくそびえる山々から吹く風は清らかな空気を運び また湧き水はやがて川となり澄み渡る水面は 土地と人々に潤いと恵を与える。 柔らかな陽射しが差し込む大地は和やかな暖かさに包まれ 色とりどり…

種明。

とてもマニアックなファンの皆さんの支持もあってなんとかラストまでこじつけるいやこぎつけるコトが出来ました「某国のEです」エピソード7。 たまたまテレビの映画番組で猿の惑星を見た時 猿があるんなら猫もあった方が良いよね な感じで勢いだけで始めたん…

夢落。

「星に願いを」 「うわーーーーーっっっ‼︎」 暇に任せてうたた寝をしていたはずが いつの間にかガッツリ昼寝になっていたようだ。 突然の圧迫感に目を覚ましたら 顔のすぐ横にブチ柄の見慣れた物体が横たわっている。 「コイツか・・・・」 圧迫感の原因はど…

聖地。

SECRET HEAVEN重く空を覆う鈍色の雲。砂埃だけが吹き抜ける人の気配のない町。まさに放棄された地。仮説観察小屋と呼ばれるシェルターがたどり着いた荒廃した町をどれくらい彷徨っただろうか私は一匹の野良猫を見つけたのだった。その猫はまるで私に「ついて…

邂逅。

LONELY BUTTERFLY 私が数ヶ月に渡り軟禁され意味なく砂漠を連れまわされた仮設観察小屋と呼ばれるこのシェルターが辿り着いたのは荒れ果てた町の外れだった。北半球が放棄された地というのは本当のようで私が生まれ育った南半球の町のような防砂壁も無ければ…

法螺。

LOVE ME TENDER むかし昔 ある所にそれはそれは見目麗しい三毛猫がいました。 その三毛猫は見た目の美しさに加えて 周りにいる人を幸せな気分にさせる不思議な力を持っていました。 やがてその三毛猫の魅力に惹かれた人間たちが集い 三毛猫を崇め奉るように…

逡巡。

HERE THERE EVERYWHERE 砂漠の中に設置された観測場所で「一か月間対象物を観察するだけで高収入があなたのものに」私がこの仕事に飛びつくきっかけとなった求人票に書かれていた仕事内容は何処へ行ってしまったのでしょう?一か月と言う期間は私の承諾無し…

伝記。

WHEN A WOMAN LOVES A MAN 「いったい彼らは何処から来て何処へ向かうのだろう」 確か中学の理科の教科書だったかにも出てきた 生物学者のE何某博士の「庭猫理論」。 父親の失業、庭の無い長屋への引越しと 子どもの頃思い描いていた庭猫のいる生活を これ以…

生態。

DO YOU LOVE ME? 「観察」と「観測」 この二つの任務だけを伝えられ 仮設観測小屋と名付けられたこのシェルターに監禁され 砂漠のど真ん中に放置されてから いったいどれくらいの時間が経っただろう。 わかった事と言えば 生まれ育った南半球ではなく 放棄さ…

生立。

A DAY IN THE LIFE 思えば子どもの頃からツイていない事の連続だった。小学校の頃。隣の家の幼なじみと一緒に野良猫を見つけた。見つけたのも最初にエサを与えたのは私だったのに何故かその野良猫は隣の家に住み着き隣の家の庭猫になりそれから数ヶ月後には…

形而。

HUMAN SYSTEM 今更こんな事に気付いても何がどうなる訳ではないかも知れないが今更その事実を知ったとしてこの先の見えない任務がどうなる訳でもないのだが仮設観察小屋と呼ばれるシェルターに監禁されて数ヶ月私は知ってしまったのだ。私が置かれている状況…

疑念。

PARADISE LOST 一つ不思議に思っている事がある。 毎日毎日尽きることなく目の前を流れていくチビ猫たち。 彼らはいったいこの先何処へ向かうのか? 私が生まれ育った南半球の大陸なら この広大に広がる砂漠のところどころに町が点在し 町に辿り付き無事に防…

再開。

MAYBE TOMORROW あれからどれくらいの時間が過ぎただろう。 今自分が置かれている状況を冷静に判断するには まだ時間が足りないが 逆に言えば時間だけはいくらでもある。 甘い言葉に釣られ この仮設監視小屋と呼ばれるシェルターに 連れて来られてから幾歳月…

替歌。

ちょっと前に見たメジャーリーグのキャンプイン情報で日本が世界に誇る天才安打製造機さんが入団会見のセリフをもじったTシャツを着て話題をさらった。毎年キャンプインの度に何かしらお茶目な話題を振りまいてくれる偉大なるチャレンジャーに敬意を表し僕も…

半球。

WHEN YOU WISH UPON A STAR 私は今 南の一つの星を見つけて気づいた。 南天に輝く南の一つ星が見えるってことはココは北半球なのか? どうせ見えるなら南十字星の方でお願いしたかった。 この仮設監視小屋に送り込まれてはやふた月。 最初に聞かされていた契…

越境。

HIGHTER THAN THE SUN なんていうか「どう見てもチビって言うよりはデブだよな」 この仮設観察小屋という 訳の分からんシェルターに連れて来られてはや2カ月 最初の頃はそれなりに退屈しのぎになっていた 砂漠の丘から丘へ滑りながら移動していく チビ猫と呼…

淘汰。

TOMORROW NEVER KNOWS もう何日、同じ星空を眺めているだろうかそしてこの広大な砂漠の丘陵を滑るように移動するあれを。 思えば 行きつけの喫茶店の掲示板にあった 「観測員募集」の貼り紙を見たのがケチのつき始めだったのか? ただ一カ月何かを見ているだ…

新編。

BLUE MONDAY 「ったく、なんて日だ」 男は舌打ちと共に先ほど届いた手紙を破り捨てた。 本当なら今日、一ヶ月続いた任務を終え 家族の元に戻るはずだったのだ。 本来なら迎えが来る予定だった時刻にやってきたのは 通りすがりの遊牧民が投げるように置いてい…